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Vantage Fortian 
脳神経外科 導入事例

患者快適性を追求したMRI検査を実現
~Canon MRIが脳神経クリニックにもたらした臨床価値とは~

安達 一英 先生 
あだち脳神経クリニック池下 院長

あだち脳神経クリニック池下

あだち脳神経クリニック池下 安達 一英 先生

愛知県名古屋市にあるあだち脳神経クリニック池下は、名古屋駅から電車で12分の池下駅に直結するアクセス良好な場所に2024年9月25日に開院した。 安達 一英院長は、脳神経外科医として25年間にわたり、脳卒中や脳腫瘍などの高度医療から、頭痛・認知症まで幅広い領域の診察・治療に携わってきた。 その経験を踏まえ、「脳から始める健康寿命延伸」をテーマに同クリニックを開業した。
開業時にキヤノンメディカルシステムズ社製の1.5T DLR(Deep Learning Reconstruction)- MRIの「Vantage Fortian」を導入した。安達院長にMRI選定の経緯と稼働後の検査状況について伺った。

快適性と画質の両立を重視した選定理由

MRI装置の選定理由について、過去の経験からMRI検査の課題について触れながら次のように語った。「脳神経クリニックとしてMRIの導入は必須でしたが、高額な装置であるため慎重に装置の選定を進めていました。 これまでの経験から、MRIは「狭くて苦手」という理由で検査できない患者さんが多いと感じていました。 しかし、苦手だからといって検査を受けられないままにするわけにはいきません。 そうした方の恐怖心を少しでも和らげ、適切な医療につなげるために、何ができるのかを常に考えていました。 Canon MRIの画像が綺麗であることは大学病院在籍時から実感していましたが、お話を伺う中でVantage Fortianは、MRシアターやLarge Bore設計など、 患者さんの快適性を向上させる特徴を備えていることがわかりました。この装置であれば私が抱えていた課題の解決につながると考え、導入を決意しました。」

患者の不安を取り除く検査環境を実現

受診者の不安感を和らげるMRシアター
図1 受診者の不安感を和らげるMRシアター

開院から約1年が経過した現在の検査状況について、院長は次のように語った。 「当院ではほとんどの患者さんに対して、MRシアターを使用しています。患者さんの中には、過去の経験から、「MRIは狭くて怖い」という印象を持たれている方が多く、当院のホームページでMRシアターの情報をご覧になり、来院されるケースも少なくありません。 そのような方も多い中で、これまでに約5000件以上検査を実施しましたが、最後まで検査を完了できなかったのは2名のみです。過去に他院でMRI検査が怖くて継続できなかったものの、当院では恐怖心が軽減され最後まで受診できたと喜ぶ患者さんもいました。 MRシアターと広い開口径による圧迫感の少ない検査環境のおかげで、MRIが苦手な患者さんにも検査提供が可能ですので、導入して本当によかったと感じています。 また、MRシアターの存在を理由に来院される方も多く、他院との差別化につながり、集患面でも大きな効果を発揮していると思います。」
MRシアターと大開口径の組み合わせは、MRI受診時の恐怖心の払拭に加え、他院にはない先進性を打ち出すことで、集患効果にも大きく寄与している。

開業時の不安を軽減した無痛MRI乳がん検診

安達院長は、開業当初の心境に関して「正直なところ、開業当初は患者さんが来てくれるかどうが、不安がありました。 その中でMRシアターと同様に集患へ大きく貢献したのが、無痛乳がん検診です。無痛MRI乳がん検診の受診そのものによる検査数の増加はもちろん、実施施設をホームページで探している中で当院を知り、 そこから頭痛診療など別の受診に繋がった方もいらっしゃいます。こうした点でも、集患に大きく役立っています。 特に、開業当初で集患が安定していない時期に、多くの方に来院いただけたことは、経営面でも大きな支えになりました。」と振り返った。 無痛MRI乳がん検診は、検査数増加にとどまらず、その他の診療にも波及する多面的な集患効果を発揮している。
さらに、受診者からの声については、次のように語った。「過去にマンモグラフィーを受診した際、圧迫によって乳房が腫れてしまい、それ以来「痛い検査」というイメージを持たれている方も多くいらっしゃいました。そのため、無痛MRI乳がん検診の痛みがない点や服を脱がずに検査できる点などは、受診者アンケートでも高く評価されています。」

右乳房外側上方C区域乳がん疑いの例
図2 右乳房外側上方C区域乳がん疑いの例

短時間撮像が支える“当日検査・当日説明”

Vantage Fortianは、ディープラーニングを用いて設計した*SNR向上技術 Advanced intelligent Clear-IQ Engine(AiCE)や超解像技術Precise IQ Engine(PIQE)を搭載した1.5T MRI装置である。 これらの技術は、様々な高速化技術と組み合わせることが可能で、従来の1.5T MRI装置では難しかった短時間かつ高画質な撮像を実現とする。
Vantage Fortianでの現在の検査運用について、次のように語る。「現在は、30分枠で2件、1日あたり16件ほど撮像していますが、基本的に当日検査・当日結果説明を実施しています。 些細な症状で来院された方でも重篤な病気が見つかることも少なくありません。そのため、早期に診断・治療へとつなげられるよう、この体制を取っています。 この運用を支える上で、1.5Tとは思えないほど短時間で高画質な画像が撮れる点は非常に有用です。 必要に応じて追加撮像も積極的に行っていますが、各画像を短時間で取得できるため、基本的に検査枠内で完結しています。 残業もほとんど発生しておらず、スタッフの負担軽減にもつながり、経営面でも大変助かっています。」

頭部検査(神経膠芽腫)の一例
図3 頭部検査(神経膠芽腫)の一例

1台運用を支える迅速なサポート体制

経営面から安心して日々の診療を続けられる理由として、安達院長は「充実したサポート体制」の重要性を挙げる。 「当院では、初診のほぼすべての患者さんにMRI検査を実施しており、1台運用であるため装置の安定稼働は必須条件です。 万が一装置が故障した場合、その間は検査ができず、経営的にも深刻な問題となります。 また、患者さんの検査や治療への進展が遅れ、その間に病状が悪化してしまう可能性もあり、患者さんにとっても大きな影響があります。 その点、Canonは拠点も多く、迅速に対応していただけるため、安心して診療を行うことができています。 サポート体制の充実は、患者さんにとっても、経営者にとっても非常に重要なポイントだと感じています。」

今後開業・装置更新をお考えの方へ

あだち脳神経クリニック池下

最後に、装置更新や開業を検討している施設へ向け、院長は自身の経験から次のように語った。 「MRシアターは特におすすめしたい機能です。MRIの課題である恐怖心を軽減し、これまで検査が難しかった患者さんでも受けられるようになることは、患者さんにとって非常に重要だと思います。 また、経営者としてはサポート体制の重要性を強く感じています。装置の故障などで検査ができない場合、多くの患者さんは事情をを理解していただけますが、 やはり良い印象は持たれませんし、クリニックの評判にも直結します。安定した検査提供を可能にする充実したサポート体制は、安心して運営していくうえで欠かせません。 過去に装置の故障や不具合によって検査に困った経験がある施設ほど、選定時にサポート体制を重視することを強くおすすめします。」

  • *本記事のAI技術については設計の段階で用いたものであり、本システムが自己学習することはありません。
  •  記事内容はご経験や知見による、ご本人のご意見や感想が含まれる場合があります。掲載内容は予告なく変更する場合があります。掲載内容はオプション構成品を含みます。

一般的名称 超電導磁石式全身用MR装置
販売名 MR装置 Vantage Orian MRT-1550
認証番号 230ADBZX00021000
類型 Vantage Fortian
製造販売元 キヤノン株式会社